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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻1号

1971年01月発行

文献概要

特集 これからの外科 外科領域における診断法の進歩

肝臓・胆道・膵臓を中心に

著者: 石川浩一1 菅原克彦1 田島芳雄1 黒田慧1

所属機関: 1東京大学医学部第一外科

ページ範囲:P.117 - P.130

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はじめに
 この領域の外科的疾患の治療効果は胆石症をのぞいては依然として低く他の管腔臓器のそれに較べることもできない現況である.疾患の起源臓器の特異性から進行した患者の訪医から診断および治療のプログラムをたてざるをえないことに原因する.しかしretrospectiveには不定の消化器症状はほとんど例外なく認められるので,これらの解析から補助診断法を駆使する足がかりをえて早期における発見もやがて可能となつてくるであろう.本稿ではこの領域の外科的疾患による形態学的変化を捕捉するために最近駆使される診断技術と診断精度向上への歩みや,手術時における胆道系の病態把握の現況などに焦点をおいてのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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