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特集 これからの外科 外科領域における診断法の進歩
肝臓・胆道・膵臓を中心に
著者: 石川浩一1 菅原克彦1 田島芳雄1 黒田慧1
所属機関: 1東京大学医学部第一外科
ページ範囲:P.117 - P.130
文献購入ページに移動この領域の外科的疾患の治療効果は胆石症をのぞいては依然として低く他の管腔臓器のそれに較べることもできない現況である.疾患の起源臓器の特異性から進行した患者の訪医から診断および治療のプログラムをたてざるをえないことに原因する.しかしretrospectiveには不定の消化器症状はほとんど例外なく認められるので,これらの解析から補助診断法を駆使する足がかりをえて早期における発見もやがて可能となつてくるであろう.本稿ではこの領域の外科的疾患による形態学的変化を捕捉するために最近駆使される診断技術と診断精度向上への歩みや,手術時における胆道系の病態把握の現況などに焦点をおいてのべる.
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