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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻1号

1971年01月発行

文献概要

特集 これからの外科

外科における医用電子と生体工学

著者: 渥美和彦1

所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設

ページ範囲:P.149 - P.157

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I.医用工学の現状
 最近,学問の分野は多様化するとともに,境界領域の学問が拡がりつつある.この中に,Bio-Medical Engineering(M.E.)という分野があるがこれは医学と工学との境界で,医用工学とよばれている.数年前にM.E.が研究されたときは,Medical Electronicsといわれ,工学の分野としてはエレクトロニクスが主体であつたが,現在では,エレクトロニクスの他に,メカニクス,光学,材料などが含まれ,この分野も一段と複雑になつている.つまり,医用工学の中には,Medical Electronicsの他にBiomechanics,Medical opto-electronics,Bio-materialなどが含まれることになる.
 現在,医用工学の領域で研究されているものはきわめて多いが,これらは 1)生体計測,2)生体刺激,3)生体機能の代 行,4)生体情報の処理,5)医用システム工学, 6)その他に大きく分類されることになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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