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症例
アメーバ性肝膿瘍の3例
著者: 長瀬正夫1 南一明1 瀬戸山元一1
所属機関: 1大和高田市立病院外科
ページ範囲:P.1803 - P.1809
文献購入ページに移動われわれは最近4年間に3例のアメーバ性肝膿瘍を経験し,はじめの2例では診断に難渋し,うち1例を肺合併症で失なつた.しかし,第3例ではこのにがい経験をもとにして,肝シンチグラムおよび腹腔動脈造影法を行なつて,単発性の巨大な肝膿瘍を発見,手術時に得た膿汁の性状から,アメーバ性肝膿瘍と確信,適切な治療法により全治させることができた.こうした経験が諸家の参考になれば幸いと考え報告する.
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