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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 胃癌根治手術の問題点 Ⅲ.術後愁訴をへらすために

胃癌に対する胃全剔出術—術後愁訴をへらすための消化管再建法について

著者: 大同礼次郎1 恵谷敏1 山根毅1 中村政弥1

所属機関: 1京都府立医科大学第1外科

ページ範囲:P.1899 - P.1903

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はじめに
 胃癌の外科的治療については,今日まで多数の術式と,それに伴う愁訴の分析ならびに改良法が報告されてきた.
 また一方,内視鏡的,レ線的診断学の長足の進歩をみた現在では,胃癌の早期発見という一分野はほとんどまつとうされたかのようであるが,まだまだ外来を訪れる患者の中には進行癌症例の方が多い.したがつて,進行癌で広範囲郭清術に広範胃切除を施行しなければならない症例が現在なお多数例ある以上,その対策は必ずしもおろそかにしてはいけないし,これこそ真に外科的治療法としてはきわめて重要な部門と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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