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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻12号

1971年12月発行

文献概要

症例

原発性胆嚢肉腫の1症例

著者: 田本杲司1 蜂須賀喜多男2 森直和2 石川覚也2 北島正是2 平松隼夫2 河合誠一2

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2大垣市民病院外科

ページ範囲:P.1973 - P.1976

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はじめに
 胆嚢に原発せる悪性腫瘍は,比較的少ないものである.そのなかでも肉腫は,癌腫との割合からみて,きわめて低い頻度にしか発生していない.ただ胆嚢原発性悪性腫瘍は,根治的に切除することが不可能な場合が多く,開腹時の所見のみで,これを癌腫として診断していることがあるので,実際には,もつと多いのかもしれない.われわれは,胆嚢に原発した紡鍾形細胞肉腫の1症例を経験したので,多少の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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