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論説
All-in-One人工肺による稀釈体外循環—510例の開心術知見
著者: 長谷川正1 大堀克己1 長谷川恒彦1 宇野弘昌1 金子正光1
所属機関: 1札幌医科大学胸部外科
ページ範囲:P.345 - P.352
文献購入ページに移動最近の開心術における成績の向上は,手術手技の発達もさることながら,適切な術後管理と相まつて,体外循環法の進歩に寄与するところが大きい.
われわれの教室でも,1956年より1960年にかけて行なつた低体温法の後,Dewall-Lillehei型人工心肺をへて,右心バイパス法1),Cooley型人工心肺からThermo-Helix-Oxygenator2)へと進み,1962年,Thermo-Disc-Oxygenator(T.D.O.)3)4)を開発し,1448例に施行,そのきわめて秀れた安全性と実用性を確かめてきた.
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