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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻4号

1971年04月発行

特集 外科とくすり—副作用と適正な使用法

利尿剤の利用—泌尿器科の立場から

著者: 栗田孝1 園田孝夫1

所属機関: 1大阪大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.621 - P.626

文献概要

 泌尿器科における利尿剤の使用は1)尿量の確保,2)貯留水分の除去,3)腎機能の保全として用いられる場合が多い.この目的に合致して最も効果的でかつ副作用の少ない薬剤を選択して使用するのであるが,対象となる泌尿器科症例には多少の相違はあつても殆ど腎障害—循環器系障害等を有しているのであるから,その使用にあたつては,これら種々の身体条件を十分考慮して,適正な投与を行なわねばならない.この点についてわれわれが日常行なつている利尿剤の投与法を述べ,使用基準などの参考になれば幸いである.われわれが主として用いる薬剤は滲透圧利尿剤,塩類利尿剤および降圧利尿剤であるが,泌尿器科的使用はほぼ前2者に限られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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