文献詳細
特集 外科とくすり—副作用と適正な使用法
文献概要
はじめに
医学の発展と共に近来ますます多種の薬剤が使用されつつあり,これらは治療面における著効を示す反面,場合によつては等閑視できぬほどの副作用を呈することもあるようである.
私どもは,剖検例を材料として,種々の臓器に薬剤による変化が比較的明瞭に出現していると考えられる症例を選び,ここに供覧したい.これらの実例を通して,一般ならびに術後の患者管理の面にいささかなりとも貢献し得れば幸いである.なお,ここに上げるものはいずれもいわゆる薬剤投与による結果で,手術あるいは麻酔方式における問題点,または輸血後肝炎などに関しては触れないものとする.
医学の発展と共に近来ますます多種の薬剤が使用されつつあり,これらは治療面における著効を示す反面,場合によつては等閑視できぬほどの副作用を呈することもあるようである.
私どもは,剖検例を材料として,種々の臓器に薬剤による変化が比較的明瞭に出現していると考えられる症例を選び,ここに供覧したい.これらの実例を通して,一般ならびに術後の患者管理の面にいささかなりとも貢献し得れば幸いである.なお,ここに上げるものはいずれもいわゆる薬剤投与による結果で,手術あるいは麻酔方式における問題点,または輸血後肝炎などに関しては触れないものとする.
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