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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻4号

1971年04月発行

文献概要

海外だより

楓の黄葉(2)

著者: 渋沢喜守雄1

所属機関: 1国立王子病院

ページ範囲:P.660 - P.662

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□きびしい育成
 これだけ鍛えられるから,レジデントは実によく知つているし,手術法も心得ている.ミーティングなどでさえ,Dr.某が19XY年に何誌に,こういう論文を出している等という言葉は必ず数回出る.CPCなどでは知名の内科主任教授が,いともあつさり,私の誤診でした等と,他科のchief residentに答えたりするくらい,chiefresidentは,よくできる.あるとき外科の教授に昼食に招かれたが,スタフの他に僕の案内係のchief residentのDr.Millsが同席した.僕はハンバーグにあたつてジンマシンで参つていた.ジンマシンのことから話がprostaglandinに及んだ.Dr.Millsは外科のmalab-sorptionにもZollinger-Ellisonにも甲状腺medullary ca.にもprostaglが一役をになつていると思うといつた.少し出しやばると思つたが,分娩や利尿についてE1,E2はどうかときいた.彼の答は正確である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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