icon fsr

雑誌目次

雑誌文献

臨床外科26巻5号

1971年05月発行

雑誌目次

特集 手術とその根拠・Ⅰ

甲状腺癌の手術とその根拠

著者: 伊藤国彦 ,   原田種一

ページ範囲:P.723 - P.727

はじめに
 甲状腺癌の手術とその根拠という命題に当つて,まず十分に理解しなければならないことは,甲状腺癌は他の臓器の癌と比較して,一般の癌の通念としては考えられないようなきわめて特異な点を多くもつている癌であることである.一口に甲状腺癌と称していても,大雑把にいつてその悪性度の点で,良性と悪性のまつたく両極端のものが含まれている.すなわち組織的に分化した腺癌は,発育増殖がきわめて緩慢なものが多く,甲状腺腫瘤を発見した後に,なんらの治療も受けなくても長年ときには10年以上も放置していても支障がない場合がまれではない.このような症例ではこの長期間ただ前頸部に腫瘤がある以外には,なんら苦痛もなく健康人とまつたく同様な日常生活を送つているものも珍らしいことではない.したがつて甲状腺癌を有していながら,それに気付いていない人があることも十分に想像できることで,この事実は丸地1)の集団検診による疫学的研究でも裏づけされている.このような腺癌では手術成績も良好で,根治手術が施行されれば永久治癒が得られたものと考えるのが常識的である.その上,手術時に明らかに癌組織を遺残しても,その時点から少なくとも肉眼的にはほとんど増大をみることもなく長期間を経過する症例も少なくない.

食道癌に対する胸部食道全剔・胸壁前食道胃吻合術—吻合部縫合不全を防止する新しい術式

著者: 羽生富士夫 ,   榊原宣 ,   小林誠一郎 ,   御子柴幸男 ,   浜野恭一

ページ範囲:P.731 - P.735

はじめに
 胸部食道癌に対する手術療法は1913年Torek1)がはじめて成功し,以来数多くの先人のたゆまざる研究と努力とが重ねられてきた.胸部食道癌の根治手術は癌腫のある食道の切除術と,切除後の食道再建術との組合せによつてはじめて完成したものとなることはいうまでもない.
 胸部食道癌根治手術にさいして,食道切除術が行なわれた後,その食道欠損部補填のため,他の適当な消化管によつて再建が行なわれなければならない.手術術式が簡単であること,手術侵襲が少ないこと,食餌の通過順序が生理的であることなどから胃が広く用いられている.

食道癌の手術とその根拠—術前照射,胸部食道癌の手術

著者: 掛川暉夫 ,   中山隆市 ,   都築俊治 ,   有森正樹 ,   渡辺寛

ページ範囲:P.737 - P.741

はじめに
 1913年Torekが胸部食道癌の手術に成功して以来,Garlock,Sweetらまたわが国においては中山,桂,赤倉らの努力により食道癌の手術死亡率は著しく減少してきた.その結果現在においては遠隔成績向上に関する努力が各施設で払われるようになつてきた.食道癌の治療成績を向上させるためにはまず早期発見,早期治療がもつとも重要であることは当然であり,すでにわが国において約30例の早期食道癌手術例を得るまでにいたつている.
 しかし日常われわれが治療の対象としている症例は,いぜんとして進行癌が多く,治療成績を向上させるためには,放射線療法等の助けを借りざるを得ない場合が多い.したがつて食道癌の手術術式を検討する場合にはこれら放射線療法の影響を考えた術式の選択が必要となる.そこで今回,術前照射手術例の病理組織学的検討の結果より得られた知見をもとに術前照射手術例に適した手術術式について述べてみたい.

先天性心疾患の手術とその根拠

著者: 新井達太

ページ範囲:P.743 - P.750

はじめに
 心臓は左右の二系統のポンプから成り立つている.一つは体全体に血液を送り出す,いわゆる体循環系(大循環)のポンプと,一つは肺に血液を送り出す肺循環系(小循環)のポンプである.
 正常の心臓では,この2つのポンプに入る血液と,出る血液が常に等しくなつている.すなわち,肺で酸素化された動脈血が大動脈から全身に送り出される量と,全身を循環して還つてきた静脈血が肺に送り出される血液量は等しくなければならない.このためには1)血液の流れる方向が一定の方向に一方通行で,しかも,2)その通路には狭窄などの障害物があつてはならない.

胃・十二指腸潰瘍の手術とその根拠—幽門側胃部分切除術について

著者: 大井実

ページ範囲:P.755 - P.759

はじめに
 本文は,胃および十二指腸の手術の全般について述べたものではなく,胃十二指腸潰瘍の手術だけに限定したものである.しかし,潰瘍手術の各術式それぞれの全体について述べたものでもなく,そのうちの幽門側胃部分切除術だけを対象にその採用根拠を述べたものである.理由はほかでもない.私は,潰瘍に対する手術としてはこの幽門側胃部分切除術を選択手術としているものだからである.
 ところで,この幽門側胃部分切除術なるものは単に胃切除術とよばれて親しまれ,私の生まれる以前からの術式であつた.また私が外科医となつて(1931年)手術術式に関心をもちはじめたころには,潰瘍手術としての評価もおよそ定まりその地位を確保しつつあつた術式でもあつた.事実,私自身が手がけた潰瘍手術の第1例も,この幽門側胃部分切除術(広範囲)であつたし,これと優劣を論じられてきた胃腸吻合術は1例の経験もなく,私は今日にいたつている(胃癌に対する胃腸吻合術は例外).つまり,私は広範囲幽門側胃部分切除術一本で(空置的胃切除術の少例数を含む)外科医としての前半を送つたことになるのだが,ただし,これという確固たる根拠があつてのことではなかった.

胃・十二指腸潰瘍の手術とその根拠—幽門洞切除兼迷走神経切断術を中心に

著者: 笠岡千孝 ,   大久保高明 ,   山岸三木雄

ページ範囲:P.761 - P.766

最近の外科療法の動向
 胃,十二指腸潰瘍に対する外科療法の最近の動行として,三つのおもなる流れがある.第一は,潰瘍発生に関与すると考えられる局所的,解剖学的因子を,潰瘍を含めて,胃切除という素朴な方法で除去せんとする従来の流れであり,第二は,胃切除という原始的な方法を避け,胃機能を手術的に調節することによつて潰瘍を治癒せしめんとする流れであり,第三はこれら両者を合理的に合わせ取り入れた流れである.胃切除のみによつて潰瘍治癒の目的を達せんとする手術の代表的なものは,従来の広範胃切除術である.胃切除は行なわないで,胃機能を調節するいわゆる機能的手術は迷走神経切断術兼幽門成形術によつて代表される.第三の流れとしては,幽門洞切除術兼迷走神経切断術があげられる.
 胃潰瘍と十二指腸潰瘍とに分けて考えると,第一の流れは,胃潰瘍,十二指腸潰瘍のいずれにも用いられるが,第二,第三の流れは主として十二指腸潰瘍に用いられる.しかし,これら三つの手術は,それぞれ手段は異なるが,潰瘍治癒あるいは再発潰瘍防止のために適当な減酸効果の獲得ということを最大の共通的目的としている.また同時に,手術によつておこり得る術後後遺症をできるだけ防止せねばならないという課題を背負わされている.

胃・十二指腸潰瘍の手術とその根拠—胃迷切・前壁固定・幽成術を中心に

著者: 広田和俊

ページ範囲:P.769 - P.775

はじめに
 十二指腸潰瘍に対する手術療法としては,前世紀末葉以来,胃切除術が長い年月の間,伝統的な座を占めてきた.1943年,DragstedtとOwensが2例の十二指腸潰瘍に迷切を施行してエポックを作つた.すなわち消化性潰瘍の外科治療の考え方に,機能的な要素が大きく盛込まれたのである.このエポックメイキングの迷切も,28年前の形のままでは現存していない.Dragstedt自身から,私は迷切の適応と随伴術式のその後の改良について聞いている.昭和20年代の日本の外科の迷切のはかばかしくない経験をよそに,この機能的手術の分野には,いくつもの進歩がもたらされ,最近十数年間の欧米の外科では,迷切とこれに随伴する手術こそが,消化性潰瘍に対する標準手術として,古典的な胃切除術に代つてきている1)2)(迷切単独では酸分泌をかえつて亢進させることは,かつて私がサルの実験で示した1)通りである).話の混乱を招かぬように,ここで明瞭にしておかねばならぬ点は,以上の記述は消化性潰瘍のうちでも,十二指腸潰瘍についての話である.

カラーグラフ 外傷シリーズ・5

石灰化せる外傷性上行大動脈瘤

著者: 新井達太 ,   佐藤禎二

ページ範囲:P.708 - P.711

 胸部レ線で石灰化せる動脈瘤が認められ,縦隔洞腫瘍の石灰化せるものとの診断の下に手術した.手術時,上行大動脈から発生した大動脈瘤の石灰化せるものであることが分り,人工心肺を用いて,大動脈を切開し,内側より大動脈瘤開口部に代用血管によるPatchを用いて根治させた.この症例は3歳(11年前)の時,自動車に胸をひかれた既応があり,長い経過の後に石灰化せる大動脈瘤となったものである.

外科の焦点

閉塞性黄疸における上部消化管潰瘍

著者: 新井正美

ページ範囲:P.713 - P.721

 はじめに 閉塞性黄疸患者に急性胃・十二指腸潰瘍,ないし,胃びらんが伴うことはしばしば経験されることである.この潰瘍性病変からの出血による出血性ショック,出血せる血液を誤飲することによる窒息および高尿素血症1)31),あるいは潰瘍穿孔による腹膜炎が死因となることも多く,重要な合併症の一つと考えられる.著者は東京都立墨東病院外科における症例を中心にして閉塞性黄疸患者の消化管出血について論じたい.

外国文献

脳腫瘍発見のTc 99m,他

ページ範囲:P.779 - P.779

 Tc-99mがよいこと,そのoptimal interval,tumor/background比最高3hなることなど,よく知られてきたが,Gates(JAMA 215:85,1971)はUCLAのNuclear Medicineでbrain scanをうけた1500例その他から80例(うち74例組織学的決定)の脳腫瘍についての所見を報じた.15mc Tc-99m注後1hでscan,結果をnormal,equivocal,やや異常,著変とした.80例のうち40例くり返し行なつた.多くは転移発見のため.normal,equivocal 15例,このうち14例はくりかえしたscanでabnormal(12例1-7h,2例18-24h)残る1例は脳幹chondrosarcomaでTcでは見つからなかつたがSr85で発見できた.くりかえしは1-7hの間(平均3h)で,診断が初回わからなかつたslight abnormal 26例のうち25例があきらかに異常とわかつた.したがつて3h(注後)のscanが確実性が高い.primary tu-mor 40例は初回(1h)で6例正常ないし不明,くりかえして異常とわかつたもの5例で,18-24h 1例(ast-rocytoma)あり.転移巣40例は初回正常ないし不明9例,くりかえしですべて異常とわかつた.1h scan発見率80%だが,くり返し法で93%発見される.

トピックス

最近のAchalasiaの手術の動向

著者: 有森正樹

ページ範囲:P.780 - P.781

 Achalasiaは1967年にThomas Willisがはじめて臨床的に記載した疾患で,比較的古くから知られており,特発性食道拡張症ともいわれ,噴門痙攣症ともいわれてきた食道の疾患である.病理学的には食道のAuerbach神経叢の変性が見られ,その生理的病像は食道の第1次蠕動波の欠除と嚥下による食道胃接合部の弛緩不全であることは広く知られている.
 その治療法については現在まで第一次蠕動波を回復し,食道胃接合部の機能を改善しうる根治的な治療は知られていない.したがつてAcha-lasiaの手術は上からの食物の通過を良くし,胃内容の逆流を防ぐという姑息的な,バランスの上になつた治療法しかなく.拡張術と手術療法が現在まで工夫されてきた.

外科医のための法律知識

医療の社会的・法律的責任(3)

著者: 穴田秀男

ページ範囲:P.782 - P.786

4.診療過誤に対する刑法上の責任
 医師が診療にさいし,過失によつて患者を死傷に致したことが立証された場合,業務上過失致死傷罪として次の刑法第211条が適用される.
 「業務上必要ナル注意ヲ怠リ因テ人ヲ死傷ニ致シタル者ハ5年以下ノ懲役若クハ禁錮又ハ2万5千円以下ノ罰金ニ処ス 重大ナル過失ニ因リ人ヲ死傷ニ致シタル者亦同シ」(昭和43年6月10日罰則の1部改正)

最近の麻酔

破傷風患者の管理と治療—とくに呼吸管理について

著者: 鈴木紘之 ,   鳥居有人 ,   阿部光正 ,   山下九三夫

ページ範囲:P.793 - P.803

緒言
 わが国において年間の破傷風の発生数は1000〜1500名程度であるが,危険な疾患であり高い致死率をもつた疾患である.たとえ救命し得るとしてもその治療には非常な困難を伴う.急性,亜急性呼吸不全,心停止が破傷風のおもな死因でありこれは気管切開,筋弛緩剤を用いた人工呼吸,心停止の予防,さらに最近治療の当初から麻酔科医の協力をも得られることから致命率が減少しつつある.しかしながら破傷風という疾患が危険な疾患であるということにはかわりがなく「破傷風は危険な疾患である.それは患者数が多いからではなく逆に少ないから危険である.めつたに患者が来ないから治療方針もたてにくいし,どんな方法がよいものか十分に経験をもつことができない.一つの病院に破傷風の治療について十分な経験と知識をもつた医師はまれにしかいないし,病気自体が高い致死率をもつた疾患である」,というSch-lesingerのことばは現在もそのまま通用するのである.
 国立東京第一病院において,最近人工呼吸器を用いて全治退院した重症破傷風患者例の症例をも含めて,破傷風患者の治療とくに呼吸管理について述べてみる.

講座・5

腹部外科と動脈撮影—Ⅴ.撮影法の改良と動脈カテーテル法による癌治療

著者: 鈴木敞 ,   川部克己

ページ範囲:P.805 - P.816

はじめに
 歴史的にみた動脈撮影のあゆみはとりもなおさず造影用カテーテル先端のあゆみでもある.1941年Farinasにより大腿動脈からカテーテルを腹部大動脈に挿入して動脈撮影が試みられて以来,ながらく腹部に関しては大動脈からの造影に甘んじていたのであるが,やがてこの大動脈の第1次分枝までカテーテル挿入が可能となり,この選択的造影が,しかも経皮的方法で簡単に施行できるようになつた.かくして動脈撮影は腹部疾患の新しい診断法として飛躍的な普及をみるに及んだのである.しかしこの方法も固着するにつれ,さらに大動脈から数えて第2次,第3次の分枝までカテーテルの先端をすすめ,超選択的に臓器の一部分のみを明確に造影しようとする方向に,おおかたの耳目は集中しはじめた.こういつた造影法の改良とはまつたく別に,もうひとつの動きとして,本法を通じて造影剤の代りに薬物を注入して消化管出血や悪性腫瘍の治療を試みようとする最近の流れがある.

講座・4

外科領域におけるアミノ酸輸液—4.アミノ酸輸液の実際

著者: 早坂滉 ,   福井四郎

ページ範囲:P.819 - P.833

 本講座においてアミノ酸輸液の基本的な事項について,われわれの研究をもとにして種々のべてきたが,本項においては具体的な方法につき症例をもとにしてその実際をのべるべきであろうが,最終回でもあり,また紙面の都合から,とくに重要な事項をとりあげ,その各々について,いかに対処するかにつきのべたい.

論説

内頸動脈閉塞症

著者: 喜種善典 ,   山崎達輔 ,   青木秀暢 ,   板倉和資 ,   斉藤義一

ページ範囲:P.835 - P.845

はじめに
 内頸動脈閉塞症の原因,病理,臨床症状,治療などについてすでに多くの報告があり,本症の原因のみとりあげると,最も多いのが血管の動脈硬化性変化であり,ついで外傷による閉塞で,その他動脈瘤,腫瘍,梅毒性血管炎,先天性奇型などによる.このように種々原因によつて内頸動脈の閉塞をきたすが,われわれは動脈硬化による内頸動脈閉塞2例,内頸動脈瘤術後の内頸動脈閉塞1例,脳腫瘍術後BAR療法を目的とした内頸動脈canulationによる閉塞2例,頭蓋骨折により急激な頭蓋内圧亢進をおこしたと思われる内頸動脈の偽閉塞1例,両側内頸動脈形成不全2例を経験したので報告し(第1表),さらに個々症例を検討し考察を加える.

症例

巨大な虫垂粘液嚢腫の1例

著者: 井ノ口健也 ,   久瀬弘 ,   中村卓 ,   山川誠一 ,   明田昌三

ページ範囲:P.847 - P.849

はじめに
 1842年RokitanskyによりHydrops processus veriformisとして報告された虫垂の嚢腫性拡張は,その後諸家の報告がみられ,現在ではそれほどまれな疾患ではないが,最近回盲部腫瘤の診断のもとに開腹し,肉眼的および組織的に虫垂粘液嚢腫と判明した巨大なる1例を経験したので報告する.

基本情報

臨床外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1278

印刷版ISSN 0386-9857

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

78巻13号(2023年12月発行)

特集 ハイボリュームセンターのオペ記事《消化管癌編》

78巻12号(2023年11月発行)

特集 胃癌に対するconversion surgery—Stage Ⅳでも治したい!

78巻11号(2023年10月発行)

増刊号 —消化器・一般外科—研修医・専攻医サバイバルブック—術者として経験すべき手技のすべて

78巻10号(2023年10月発行)

特集 肝胆膵外科 高度技能専門医をめざせ!

78巻9号(2023年9月発行)

特集 見てわかる! 下部消化管手術における最適な剝離層

78巻8号(2023年8月発行)

特集 ロボット手術新時代!—極めよう食道癌・胃癌・大腸癌手術

78巻7号(2023年7月発行)

特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス

78巻6号(2023年6月発行)

特集 消化管手術での“困難例”対処法—こんなとき,どうする?

78巻5号(2023年5月発行)

特集 術後QOLを重視した胃癌手術と再建法

78巻4号(2023年4月発行)

総特集 腹壁ヘルニア修復術の新潮流—瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア・白線ヘルニア

78巻3号(2023年3月発行)

特集 進化する肝臓外科—高難度腹腔鏡下手術からロボット支援下手術の導入まで

78巻2号(2023年2月発行)

特集 最新医療機器・材料を使いこなす

78巻1号(2023年1月発行)

特集 外科医が知っておくべき! 免疫チェックポイント阻害薬

icon up
あなたは医療従事者ですか?