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カラーグラフ 外傷シリーズ・5
石灰化せる外傷性上行大動脈瘤
著者: 新井達太1 佐藤禎二1
所属機関: 1東京女子医科大学,日本心臓血圧研究所外科
ページ範囲:P.708 - P.711
文献購入ページに移動 胸部レ線で石灰化せる動脈瘤が認められ,縦隔洞腫瘍の石灰化せるものとの診断の下に手術した.手術時,上行大動脈から発生した大動脈瘤の石灰化せるものであることが分り,人工心肺を用いて,大動脈を切開し,内側より大動脈瘤開口部に代用血管によるPatchを用いて根治させた.この症例は3歳(11年前)の時,自動車に胸をひかれた既応があり,長い経過の後に石灰化せる大動脈瘤となったものである.
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