icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻5号

1971年05月発行

論説

内頸動脈閉塞症

著者: 喜種善典1 山崎達輔1 青木秀暢1 板倉和資1 斉藤義一1

所属機関: 1鳥取大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.835 - P.845

文献概要

はじめに
 内頸動脈閉塞症の原因,病理,臨床症状,治療などについてすでに多くの報告があり,本症の原因のみとりあげると,最も多いのが血管の動脈硬化性変化であり,ついで外傷による閉塞で,その他動脈瘤,腫瘍,梅毒性血管炎,先天性奇型などによる.このように種々原因によつて内頸動脈の閉塞をきたすが,われわれは動脈硬化による内頸動脈閉塞2例,内頸動脈瘤術後の内頸動脈閉塞1例,脳腫瘍術後BAR療法を目的とした内頸動脈canulationによる閉塞2例,頭蓋骨折により急激な頭蓋内圧亢進をおこしたと思われる内頸動脈の偽閉塞1例,両側内頸動脈形成不全2例を経験したので報告し(第1表),さらに個々症例を検討し考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら