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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻8号

1971年08月発行

特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療

Ⅴ.腹部外傷

肝破裂の診断と手術方法

著者: 内野純一1

所属機関: 1北海道大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1271 - P.1280

文献概要

はじめに
 肝外傷は腹部臓器損傷の約20%28)をしめるにすぎないが,肝の局所解剖学的ならびに臓器の特質上その処置には他の臓器とはことなつた多くの問題がある.
 最近,交通災害の増加にともなつて本症は急激に増加する傾向にあるが,早期診断の困難性,損傷の重症性,手術手技の特殊性などからその治療成績は改善されたとはいえ,必ずしも満足すべきものではなく,依然として死亡率は高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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