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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻8号

1971年08月発行

特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療

Ⅵ.骨盤損傷と尿路損傷

外傷性血尿の診断と治療方針—とくに骨盤骨折との関連において

著者: 斉藤武志1 斉藤克之1 柴拓2 上野竜夫2 末永文一2 佐藤良祐3 宗像富士夫3

所属機関: 1大原総合病院泌尿器科 2大原総合病院外科 3大原総合病院整形外科

ページ範囲:P.1329 - P.1336

文献概要

 最近,自動車事故の増加により骨盤骨折に併発した尿路損傷が増加しているが,全身麻酔,抗生物質の発達により積極的,合理的な治療が行なわれ,死亡率は減少している.しかし合併症としてCrush Syndrome,さらに術後の尿道狭窄,神経因性膀胱,インポテンツなど難治性の後遺症が患者を悩ませている.
 私も過去5年間に10例(第1,2表)の本症を経験しているので,それらの治療経過について,2,3の特徴的な点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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