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特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療 Ⅶ.脊髓の外傷
新鮮頸髄損傷の診断と治療方針
著者: 石川芳光1
所属機関: 1千葉労災病院整形外科
ページ範囲:P.1337 - P.1343
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筆者が千葉労災院の新設とともに赴任して以来6年余を経過したが,その間頸髄損傷患者に対する前方直達手術施行症例は40数例に達し,そのうち受傷後7日以内に施行したいわゆる早期手術症例は15例である.手術症例のうち,術中はもちろん,術後も死亡例はまだ1例もなく,なかには著明な脊髄症状の改善を認める症例も少なくなく,社会復帰を果している患者も多きを数える.以下症例の説明,治療方針,早期手術の要点およびその意義について述べるが大方の御参考に供することができれば誠に幸いである.
筆者が千葉労災院の新設とともに赴任して以来6年余を経過したが,その間頸髄損傷患者に対する前方直達手術施行症例は40数例に達し,そのうち受傷後7日以内に施行したいわゆる早期手術症例は15例である.手術症例のうち,術中はもちろん,術後も死亡例はまだ1例もなく,なかには著明な脊髄症状の改善を認める症例も少なくなく,社会復帰を果している患者も多きを数える.以下症例の説明,治療方針,早期手術の要点およびその意義について述べるが大方の御参考に供することができれば誠に幸いである.
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