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文献詳細

雑誌文献

臨床外科26巻8号

1971年08月発行

特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療

Ⅷ.血管の外傷

血管外傷の治療方針について

著者: 田代豊一1

所属機関: 1国立福岡中央病院外科

ページ範囲:P.1345 - P.1350

文献概要

はじめに
 血管外傷のうちもつとも難しいのは大静脈損傷であり,そのほとんどが手術に至らずして死亡している.緊急手術を行なつても大静脈の損傷部位の確認は困難なことが多く,止血に至らず死亡する例も少なくありません.それに引替え,大動脈損傷は早期に適切な処置が行なえれば救命することができます.
 四肢血管損傷の多くは動脈,静脈ともに切断されていることが多く,早期に動・静脈の再建を行なえば四肢の壊死をまぬがれる例が少なくありません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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