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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻1号

1972年01月発行

文献概要

特集 早期癌の外科治療

早期肺癌

著者: 池田茂人12 小野良祐12 難波煌治12 成毛韶夫3

所属機関: 1国立がんセンター病院気管食道科 2国立がんセンター病院呼吸器科 3国立がんセンター病院胸部外科

ページ範囲:P.31 - P.38

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はじめに
 早期胃癌の5年生存率は90%以上を得ているのに,肺癌の治療成績は決してかんばしいものではない.この原因については多くの問題が存在するが,肺の臓器特異性によることが多い.すなわち,肺が実質臓器であり,しかも小循環系の血管がきわめて豊富なので,大循環系に対し転移の可能性が高いことが考えられている.
 しかし近年,肺癌の早期診断法は著しく進歩し,とくにX線診断法の確立,気管支ファイバースコープの開発によつて,早期の肺癌の診断とくに確定診断が行なわるようになり,早期の肺癌の報告もしばしば報告されるようになつてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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