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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻1号

1972年01月発行

文献概要

特集 早期癌の外科治療

早期胃癌の外科治療

著者: 三輪潔1

所属機関: 1国立がんセンター外科

ページ範囲:P.45 - P.50

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はじめに
 胃癌の外科治療は,現在のところ胃癌を治癒せしめうる唯一の方法であり,その歴史はかなり古いが,早期胃癌の手術は,診断がなされた上で意識的に行なわれるようになつたのはまだ10年に過ぎない.著者は,かつてわずか100例の早期胃癌の手術経験をもとに,手術するにあたつての外科医の立場からみた問題点について,故久留勝先生監修の早期胃癌図譜(1966年)に記述した1)が,国立がんセンターが昭和37年5月に開院してから,昭和45年末までに切除された早期胃癌症例が405例を数えるに到つたので,この経験をふりかえつて,ふたたび早期胃癌の外科治療の問題にふれてみようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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