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特別寄稿
癌の化学療法における副作用—とくに制癌剤の発癌性について
著者: シュメールディートリッヒ1 藤村真示2
所属機関: 1 2千葉県がんセンター研究局生化学研究部
ページ範囲:P.1447 - P.1450
文献購入ページに移動がんの化学療法の副作用については,その「急性」の副作用ががん治療の歴史の当初から関心の的であつた.
これに属するものは,骨髄や腸粘膜の損傷,生殖機能や発毛の減退などであるが,これは,もともと生理的に増殖していた組織に対する毒性を意味し,白血球減少症や下痢や脱毛というような症状として現われる.
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