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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻10号

1972年10月発行

症例

孤立性肝結核腫

著者: 左近司光明1 野崎幹弘1 若林利重1 桑木絧一2 右田徹2

所属機関: 1東京警察病院外科 2東京警察病院内科

ページ範囲:P.1467 - P.1471

文献概要

はじめに
 肝の結核結節は,結核屍の剖検で32%から99%の高率に発見される.また最近では肝生検により発見されることもまれではなく,数々の報告例がある.しかしながらこれらの報告例の大部分は粟粒結核で,いわゆる孤立性の結核腫といえるものはごくまれであり,われわれの知りえた限りでは,本邦では,1960年,腰塚1)の報告による1例のみである.今回われわれは,孤立性の巨大な結核腫を形成した症例を経験したので,その症例について報告し,若干の文献的考察を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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