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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻2号

1972年02月発行

文献概要

症例

術前急性腹症と診断されたメッケル憩室炎とその穿孔およびメッケル憩室による腸重積との3例

著者: 奥村堯1 岸田司1 大室儁1 亀頭正樹1 大橋秀一1 上田義郷1 滝本昇1 安岡邦彦2

所属機関: 1市立芦屋病院外科 2市立芦屋病院内科

ページ範囲:P.267 - P.271

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 卵黄管の不全閉鎖によつて生ずるメッケル憩室はMeckel(1815)によつて報告されて以来,この憩室は時には憩室炎をおこし,穿孔して腹膜炎にすすみ,また糞便停留によりイレウスをきたすことはすでに報告されている.私どもは術前虫垂炎と診断したメッケル憩室炎と,汎発性腹膜炎と診断したメッケル憩室炎穿孔と,メッケル憩室が尖端となつた3重筒腸重積との3症例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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