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症例
石灰乳胆汁の2治験例と本邦報告例の文献的考察
著者: 三輪恕昭1 平松正勝1 成末允勇1 折田薫三1 緒方卓郎1 岡島邦雄1
所属機関: 1岡山大学医学部第1外科
ページ範囲:P.401 - P.405
文献購入ページに移動石灰乳胆汁は比較的稀な疾患であり,欧米ではかなりの報告がみられているが,本邦では現在までにわれわれの報告を含めて65例を数えるにすぎない1-47).
本症は1911年Churchmann43)により,結石による胆嚢管の閉塞を伴う,灰白色,練歯磨様物質の胆嚢内容を有する症例として報告されたのが初めてである.
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