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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻6号

1972年06月発行

文献概要

論説

Entire colon aganglionosisについて

著者: 浅倉義弘1 鈴木宏志1 大橋映介1 加藤哲夫1 杉村敬1 葛西森夫1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.833 - P.838

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はじめに
 Aganglionic segmentが全結腸に及ぶ,いわゆるentire colon aganglionosis,あるいはuniversal aganglionosisは,それ程多い疾患ではないが,診断のむずかしさ,術後管理,特に栄養管理のむずかしさなどの点から,通常のHirschsprung病とは別に扱われており,新生児外科の中でもかなり予後の悪い疾患の一つと考えられている.われわれは昭和46年12月末日までに本症を5例経験したが,わずかに2例しか救命することができなかつたので,死亡例を検討し,治癒例の経過を分析し,本症の治療上の問題点について臨床的検討を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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