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論説
Entire colon aganglionosisについて
著者: 浅倉義弘1 鈴木宏志1 大橋映介1 加藤哲夫1 杉村敬1 葛西森夫1
所属機関: 1東北大学医学部第2外科
ページ範囲:P.833 - P.838
文献購入ページに移動Aganglionic segmentが全結腸に及ぶ,いわゆるentire colon aganglionosis,あるいはuniversal aganglionosisは,それ程多い疾患ではないが,診断のむずかしさ,術後管理,特に栄養管理のむずかしさなどの点から,通常のHirschsprung病とは別に扱われており,新生児外科の中でもかなり予後の悪い疾患の一つと考えられている.われわれは昭和46年12月末日までに本症を5例経験したが,わずかに2例しか救命することができなかつたので,死亡例を検討し,治癒例の経過を分析し,本症の治療上の問題点について臨床的検討を試みた.
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