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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 皮膚切開法と到達法・Ⅱ

腎臓の手術

著者: 中村宏1

所属機関: 1東京電力病院泌尿器科

ページ範囲:P.939 - P.943

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はじめに
 皮膚切開法の選択は次のような因子によつて決められる.
 ①腎疾患の種類
 腎周囲膿瘍,膿腎症などの場合には腰部到達法を選ぶべきで,経胸膜到達法,経腹膜到達法は禁忌である.一方腎悪性腫瘍の場合には経腹膜到達法により,腫瘍を処置する前に腎茎を結紮して,腫瘍細胞が流血中に入るのを防ぐようにする,馬蹄鉄腎や偏位腎では皮膚切開を通常より下方に置く必要のあることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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