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論説
脳肺吸虫症の外科的治療
著者: 東健一郎1
所属機関: 1山口大学医学部第2外科
ページ範囲:P.983 - P.990
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肺吸虫(肺ジストマ)(Paragonimus wester-mani)は東洋諸国に広く蔓延する寄生虫で,かわにな(河貝子)を第1中間宿主とし,川蟹またはざりがにを第2中間宿主とする.人体への寄生は,川蟹やざりがにを生食または半生食することによつておこる.
肺吸虫の寄生部位は主として肺であるが,異所寄生をすることも多く,肺以外の寄生部位として最も多いのが脳であるとされている.
肺吸虫(肺ジストマ)(Paragonimus wester-mani)は東洋諸国に広く蔓延する寄生虫で,かわにな(河貝子)を第1中間宿主とし,川蟹またはざりがにを第2中間宿主とする.人体への寄生は,川蟹やざりがにを生食または半生食することによつておこる.
肺吸虫の寄生部位は主として肺であるが,異所寄生をすることも多く,肺以外の寄生部位として最も多いのが脳であるとされている.
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