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特集 胆道外科のPitfall
黄疸を伴つた胆石症
著者: 内藤行雄1 西川正一1 上山健弘1 有本重也1 松岡国雄1 安田正幸1 上山庸弘1
所属機関: 1和歌山赤十字病院外科
ページ範囲:P.1053 - P.1060
文献購入ページに移動黄疸を伴つた胆石症は,伴わない胆石症に比して診断,治療,予後のあらゆる面で問題をかかえていて,学会の主題にされたり,雑誌その他に掲載されたり,ほとんどつくされた感があるものの,まだまだ不明の点が残されており,実際に臨床でケースに当ると戸惑いをすることもある.
私どもは幸いケースに恵まれ,殊に1965年頃から胆石症手術は急激に増加した.黄疸を伴わない胆石症はまず問題はないとして,伴つたもののなかで,予後のわるかつた症例,期待に反した症例,不可解であつた症例などを中心に検討を重ね,これらのPitfallに再び陥らぬよう自省の資ともなし,諸賢の厳しい批判を期待するものである.
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