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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻8号

1972年08月発行

文献概要

症例

興味ある骨Eosinophilic granulomaの1例

著者: 儀藤洋治1 古和田正悦1

所属機関: 1秋田県立脳血管研究所脳神経外科

ページ範囲:P.1171 - P.1174

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はじめに
 骨の破壊とその病巣に一致して腫瘤を形成する疾患として,Eosinophilic granuloma,Hand-Schüller-Chris-tian病やLetterer-Siwe病があり,これらは網内系に共通の所見を有するという見地から,Lichtensteinは三者を一括してHistiocytosis Xと言つている1).His-tiocytosis Xについては,病理学的にもまた臨床的にも,種々問題のあるところであるが,最近私達は頭部外傷後くり返し瘻孔を形成し,症状がきわめて進行性である例を経験し,約2年にわたつて経過を観察し得たので若干の文献的考察を行ない報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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