icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻9号

1972年09月発行

文献概要

特集 出血治療のPitfall

上部消化管出血における出血源の臨床特性

著者: 小林迪夫1 楊総三1 朔元則1 小川勇一郎1 井口潔1

所属機関: 1九州大学医学部第2外科教室

ページ範囲:P.1251 - P.1256

文献購入ページに移動
はじめに
 上部消化管出血には吐血・下血をともなつて致死的大出血をきたすものから,潜出血として認められるにすぎないものまで,その程度は様々である.
 潜出血例においては,多くの場合,充分な出血源の探索を行なう余裕があり,したがつて,その診断も比較的容易であるが,これに反し,吐血,下血をともなつた大出血例においては,患者riskの悪化により出血源の探索も大きな制約をうけるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?