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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻9号

1972年09月発行

文献概要

論説

乳腺腫瘍の臨床的観察

著者: 小林克己1 長田宏平1 葉梨之義1 新野和夫1 菊池勉1

所属機関: 1水戸赤十字病院外科

ページ範囲:P.1301 - P.1306

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はじめに
 乳腺腫瘍は外科臨床上最も重要な疾病の1つである.最近一般への啓蒙運動が効を奏し,病悩期間が減少すると共に癌では腫瘤最大径が最近5年間に平均2cmもの減少をみせ,乳癌に対する啓蒙運動の効果が現われつつあることを示している.
 われわれは過去6年間水戸赤十字病院外科にて扱つた乳腺腫瘍のうち,病理学的に確診された良性腫瘍415例,並びに悪性腫瘍86例について検討を加え,さらに乳癌81例については遠隔成績も合せて調査したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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