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文献詳細

雑誌文献

臨床外科27巻9号

1972年09月発行

症例

軽微な交通外傷に続発した多発性細菌性肝臓膿瘍の化学療法のみによる1治験例

著者: 根本浩介1 内田道男1 岩佐裕1 林茂之1 大賀興一1

所属機関: 1根本外科病院

ページ範囲:P.1313 - P.1315

文献概要

はじめに
 肝臓膿瘍は必ずしもまれな疾患ではなく,比較的多く報告されている.抗生物質が導入されて以来,化膿性疾患の治癒率の向上は驚くべきものがある.しかるに多発性肝臓膿瘍に関しては抗生物質の発達した現在でも治療の困難な病態である.私たちは軽微な交通外傷に続発した多発性細菌性肝臓膿瘍を手術で確認し,強力な化学療法のみで幸いにも治癒せしめた一症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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