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特集 外科医のための臨床検査
外科における免疫学的検査
著者: 折田薫三1
所属機関: 1岡山大学医学部第1外科教室
ページ範囲:P.1421 - P.1427
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ここ数年間の免疫学の進歩は驚異的である.細胞性免疫および新しい手法を導入した体液性免疫に関する論文が医学,生物学の領域でおびただしく報告されている.一見,外科とはまつたく無縁にみえた免疫学が臓器移植の領域で外科医の夢を現実のものとしたことは周知である.きわめて広い免疫の分野から外科に必要なものを抽出することは至難であるが,現在から将来にかけて外科医が必要とし,あるいは必要とするであろう事項を私なりに取り上げ,検査法の大要と外科的意義につき略記して責の一端を果したい.
ここ数年間の免疫学の進歩は驚異的である.細胞性免疫および新しい手法を導入した体液性免疫に関する論文が医学,生物学の領域でおびただしく報告されている.一見,外科とはまつたく無縁にみえた免疫学が臓器移植の領域で外科医の夢を現実のものとしたことは周知である.きわめて広い免疫の分野から外科に必要なものを抽出することは至難であるが,現在から将来にかけて外科医が必要とし,あるいは必要とするであろう事項を私なりに取り上げ,検査法の大要と外科的意義につき略記して責の一端を果したい.
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