文献詳細
論説
胃癌の発育様相の再検討
著者: 樺木野修郎1 小篠俊之1 春田晧之1 山崎筑後1 山崎一城1 力丸健1 河野洋1 重藤紘1 栗林信介1 根井宏1
所属機関: 1久留米大学医学部脇坂外科教室
ページ範囲:P.1453 - P.1458
文献概要
胃癌根治術の確立,化学療法,免疫療法などによつて,胃癌の遠隔成績は向上の一途をたどりつつある.
しかしながら,外科医の取扱う胃癌の中で,進行癌,末期癌の占める頻度は高く,一方,早期胃癌の中で,Ⅱc早期胃癌とその進行癌の肉眼的所見が相類似するために,その分類の上に1つの問題をなげかけているようである.
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