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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻10号

1973年10月発行

症例

腹部大動脈血栓症の1手術治験例

著者: 岸明宏1 吉崎英一郎2 横山隆2 伊藤一郎2 松浦雄一郎3

所属機関: 1広島県加計町立病院 2広島大学医学部第1外科学教室 3県立広島病院胸部外科

ページ範囲:P.1471 - P.1475

文献概要

はじめに
 腹部大動脈閉塞症は欧米においてはかなり多くの症例が取り扱われているが1)2)3),本邦においては比較的まれな疾患のようである.これには急性閉塞症として,心疾患に由来するsaddle embolism及び血栓症があり,慢性閉塞症として大動脈分岐部,総腸骨動脈の粥状動脈硬化症及びBuerger氏病,梅毒等がその原因となつている.
 最近,著者等は冠不全,心房細動を有する患者で,肺炎が誘因となつたと思われる急性腹部大動脈血栓症に対し,急速digitalization後neuroleptanesthesia下に血栓剔除を行なつたのでその概要をここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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