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特集 膵炎の外科 急性膵炎
病態生理と診断過程
著者: 中瀬明1
所属機関: 1京都大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1527 - P.1533
文献購入ページに移動はじめに
急性膵炎の病因は古くから常に新しい問題としてとりあげられ,多角的な研究がすすめられてきたが,いまだそのすべてが解明されているわけではない.しかし,この研究過程から急性膵炎の発生と進展に関与する多くの因子が見出されて,急性膵炎の病像とのかかわりあいが次第に明らかになつてきている.
ここでは急性膵炎の病因についての最近の知見を概説し,その病態生理と診断について述べ,術後膵炎,外傷性膵炎などについても一部言及した.
急性膵炎の病因は古くから常に新しい問題としてとりあげられ,多角的な研究がすすめられてきたが,いまだそのすべてが解明されているわけではない.しかし,この研究過程から急性膵炎の発生と進展に関与する多くの因子が見出されて,急性膵炎の病像とのかかわりあいが次第に明らかになつてきている.
ここでは急性膵炎の病因についての最近の知見を概説し,その病態生理と診断について述べ,術後膵炎,外傷性膵炎などについても一部言及した.
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