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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻11号

1973年11月発行

症例

仙尾部脊索腫の1例

著者: 藤島捷年12 秋吉毅12

所属機関: 1九州大学温泉治療学研究所外科 2現熊本中央病院外科

ページ範囲:P.1601 - P.1604

文献概要

はじめに
 脊索腫は,胎生期の脊索の遺残物から生ずる比較的まれな腫瘍である.脊索腫は増大が緩徐で症状の発現がおそく,または医師の不注意のために発見がおくれることが多く,診断されたときにはすでに,完全摘出が困難な状態になつていることがまれでない.そのため予後不良の疾患とされている.われわれは,ほぼ完全摘出ができたと思われる,仙尾部脊索腫の1例を経験したので報告し,あわせて文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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