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研究
中心静脈栄養法におけるチューブ留置静脈の組織学的検討
著者: 古賀禧子1 池田恵一1
所属機関: 1九州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1725 - P.1730
文献購入ページに移動はじめに
小児外科領域では,栄養管理上,経静脈栄養を主体とせざるを得ない場合がある.かかる症例では,上大静脈にチューブを留置し,中心静脈栄養法を行なえば,長期間にわたり高張輸液投与が可能である.末梢静脈による輸液と異なり,中心静脈栄養法では,一旦チューブ留置による静脈の合併症を惹起すれば,時に致命的となる.故にその安全性は,臨床症状のみならず,病理組織学的検索を行なつて確認すべきと考え,以下の実験を行なつた.
小児外科領域では,栄養管理上,経静脈栄養を主体とせざるを得ない場合がある.かかる症例では,上大静脈にチューブを留置し,中心静脈栄養法を行なえば,長期間にわたり高張輸液投与が可能である.末梢静脈による輸液と異なり,中心静脈栄養法では,一旦チューブ留置による静脈の合併症を惹起すれば,時に致命的となる.故にその安全性は,臨床症状のみならず,病理組織学的検索を行なつて確認すべきと考え,以下の実験を行なつた.
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