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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻12号

1973年12月発行

文献概要

症例

外傷性肋間動静脈瘻の1例

著者: 津田勇平1 上原信彦1 川島正好1 山田正1

所属機関: 1大阪市立大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1763 - P.1766

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はじめに
 近年における血管外科の普及にともない,外傷性動静脈瘻の手術例が増加して,その成因や病態生理も広く知られるようになつた.本症は,理論的には動・静脈が隣接しているところでさえあれば,いかなる部位にも発生しうるものであるが,実際には四肢や頸部などに生じることが多く,胸壁,ことに肋間動静脈間に発生することはきわめてまれである.ところが最近,われわれは胸膜穿刺生検後に発生した肋間動静脈瘻の1例を経験したので,若干の考察を加えてここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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