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症例
外傷性肋間動静脈瘻の1例
著者: 津田勇平1 上原信彦1 川島正好1 山田正1
所属機関: 1大阪市立大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1763 - P.1766
文献購入ページに移動近年における血管外科の普及にともない,外傷性動静脈瘻の手術例が増加して,その成因や病態生理も広く知られるようになつた.本症は,理論的には動・静脈が隣接しているところでさえあれば,いかなる部位にも発生しうるものであるが,実際には四肢や頸部などに生じることが多く,胸壁,ことに肋間動静脈間に発生することはきわめてまれである.ところが最近,われわれは胸膜穿刺生検後に発生した肋間動静脈瘻の1例を経験したので,若干の考察を加えてここに報告する.
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