文献詳細
症例
比較的稀な外傷性遅発性脾破裂の1治験例
著者: 伊藤進1 郡山春男1 伊藤力1 堀部治男1 佐々本徳秀1 伊東和人2 川上仁2
所属機関: 1国立千葉病院外科 2国立千葉病院麻酔科
ページ範囲:P.1767 - P.1770
文献概要
近代文明の発達に伴い,種々の外傷も増加の一途をたどり,その治療の進歩にもかかわらず,死亡率は依然として高い.
私どもは,最近,本邦において,最年少と思われる外傷性皮下遅発性脾破裂を治験したので,これを中心として,当院における過去16年間の脾破裂例の統計的観察を加え報告する.
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