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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻12号

1973年12月発行

症例

空気脳室撮影後の"Progressive Ventricular Dilatation"の1例

著者: 平山章彦1 古和田正悦1 儀藤洋治1 渡辺一夫1 伊藤昭一2

所属機関: 1秋田大学医学部外科 2平鹿総合病院眼科

ページ範囲:P.1771 - P.1774

文献概要

はじめに
 1965年Adamsら1)により,normal pressure hydr-ocephalus(N.P.H)の概念が提唱されて以来,その病態生理については,多くの報告がみられている.ことに,1972年Rovitら11)は,PEG後急激な脳室の拡張(progressive ventricular dilatation)をきたしたN.P.Hの8例を報告し,PEG後の脳室拡大と原疾患との関係を示唆するとともに,脳室拡大の機構について,興味深い考察を行なつている,
 最近,私達は結核性髄膜炎後のN.P.Hの症例にPEGを施行したところ,術後に高度な脳室拡大を示した症例を経験したので,若干の文献的考察を行ない報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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