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特集 今日の救急
救急手術を要する小児外科疾患—新生児腸閉塞症状を示す疾患について
著者: 秋山洋1 小平義彦1 佐伯守洋1 遠藤昌夫1 監物久夫1
所属機関: 1国立小児病院外科
ページ範囲:P.235 - P.244
文献購入ページに移動小児外科領域において救急的に手術を必要とする疾患はきわめて多く,しかも小児の年齢層によつて疾患の種類にも差がみられる,小児外科で取扱う救急手術を必要とする疾患についてすべてを限られた頁数で述べることはできない.
最近では小児外科の普及もいちじるしく.新生児を手術する施設も増加しているし,新生児に救急的に手術を行なわなければならない外科医も増加の傾向を示している.そこで今回は,新生児のなかでも救急的に手術を行なわなければならない疾患で比較的遭遇する頻度の高い,胆汁性嘔吐,腹満,排便障害をともない腸閉塞症状を示す疾患をとりあげ,それらの疾患の診断,治療面での要点について,われわれの経験にもとづいて述べてみたいと思う.
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