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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻4号

1973年04月発行

特集 術後ドレナージの実際

肺手術後のドレナージ

著者: 辻泰邦1 富田正雄

所属機関: 1長崎大学医学部第1外科

ページ範囲:P.487 - P.491

文献概要

はじめに
 肺手術後のドレナージの目的は,胸腔内貯溜血液ないし滲出液の排除および陰圧保持による残存肺再膨張の促進にあり,肺手術後には不可欠の操作であることはいうまでもない.
 日常,肺手術後に行なわれる胸腔ドレナージが適正である否かによって術後の予後は左右され,残存肺の再膨張の良否,術後血胸・膿胸などの合併発現に密接な関連性があることを認識する必要がある.胸腔ドレナージとは胸部外科手術後,外傷に起因した気血胸および膿胸などに排気あるいは排液の目的で用いられる方法であるが,ここでは,肺切除肺剥皮術を含めて開胸術後のドレナージを対象とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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