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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻4号

1973年04月発行

文献概要

特集 術後ドレナージの実際

泌尿器系手術後のドレナージ

著者: 堀内誠三1

所属機関: 1東京逓信病院泌尿器科

ページ範囲:P.529 - P.533

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はじめに
 泌尿器科手術後のドレナージについては,他の外科手術と原則的に異なることはない.しかしその多くの手術は尿が絶えず流れている臓器に行なわれるので,この点に注意を必要とするわけであり,例えば尿管結石などの切石術後に尿が全く漏出しないように十分に創口を縫合することは,後に尿管の狭窄をきたし水腎症になる危険も少なくない.むしろ手術直後に尿が創口より流出する程度に縫合し,後腹膜腔の尿をドレーンにより体外に排出するほうが予後がよい場合が多い.このような点が一般外科手術と異なり,ドレーンの必要性も強く,また抜去の時期を考えねばならない点である.
 泌尿器科手術とドレーンについて臓器別にのべてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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