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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻5号

1973年05月発行

特集 外科と感染—その基本的対策とPitfall

外科的感染症の問題点

著者: 柴田清人1 児玉幸昌1 藤井修照1 品川長夫1 鈴木芳太郎1 村松泰1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1外科

ページ範囲:P.609 - P.615

文献概要

はじめに
 A.FleminingのPC発見に始まる化学療法の進歩は,誠に目覚ましいものがある.しかし,これらの抗生剤の進歩,普及に伴つて耐性菌の出現,菌交代現象が問題となり,中でも近年臨床外科における感染症の起炎菌として,一連のグラム陰性桿菌が増大し,これらによる重症感染がもつとも注目を浴びるに至つた.われわれは,外科領域感染症のうちでもつとも問題になる術後感染について,就中手術創感染,腹膜炎,肝,胆道系,ならびに呼吸器感染の問題点について,若干の検討を行ない特に臨床家として留意すべき点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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