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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻6号

1973年06月発行

文献概要

薬剤

Craniopharyngiomaに対するBleomycinの局所投与—Bioassayによる嚢胞内容液濃度

著者: 柴田尚武1 森和夫1

所属機関: 1長崎大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.873 - P.875

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はじめに
 Craniopharyngiomaは良性腫瘍でありながら,その発生部位が視床下部,下垂体に密接に関連していることなどのため,予後調査をみると意外に成績は良くない.近年Microscopeが本腫瘍の手術にも用いられ,腫瘍全摘への努力がなされているが,なおしばしば再発をおこすものである.その他,Co60,リニアック等による外照射療法や,P32,Au198等の嚢胞内注入による内照射療法も試みられ,さらに最近はBleomycinの効果が報告されている.
 著者は成人で数度にわたる再発に難渋した例に,Om-maya's tubeを利用してBleomycinの嚢胞内注入を行ない,Bioassayにより濃度を測定することができたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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