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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻8号

1973年08月発行

カラーグラフ 臨床病理シリーズ・18

胃疾患の肉眼診断・10

Ⅵ.胃原発の悪性リンパ腫

著者: 佐野量造1

所属機関: 1国立がんセンター病理部

ページ範囲:P.1040 - P.1041

文献概要

 胃に原発する悪性リンパ腫は胃の悪性腫瘍の3%程度を占めている.組織学的には,リンパ肉腫(成熟したリンパ球に似た細胞よりなるもの),細胞肉腫,ホヂキン肉芽腫,巨大濾胞リンパ腫に分けられ,このうちでは細網肉腫がもつとも多く,予後はリンパ肉腫が良い.肉眼的に,リンパ腫は早期癌に類似した外見を示すものとボルマン型の進行癌に似たものがある.
 悪性リンパ腫の肉眼分類として筆者は次のような分類をしている.①表層型(superficial type),②潰瘍型(ul-cer type),③隆起型(polypoid type),④決潰型(fun-gating type),⑤巨大すう襞型(giant fold type).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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