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文献詳細

雑誌文献

臨床外科28巻8号

1973年08月発行

外科医の工夫

新案2方活栓および3方活栓付血管内留置針について

著者: 小川秀道1

所属機関: 1札幌医科大学麻酔学教室

ページ範囲:P.1123 - P.1124

文献概要

はじめに
 術中の静脈路の確保は安全な患者管理をおこなう上で極めて重要で,麻酔開始に当つて欠かすことのできない処置の1つである1)
 この目的のために,従来の静注針あるいは"cut down"にかわり,現在,より軽便なポリエチレンあるいはテフロン製静脈留置針が広く用いられている.各種のものが市販されているが,これらは目的によりかならずしも満足すべきものではない.そこで次のような改良した血管内留置針を考案試作し,実験動物およびvolunteerにおいてその効用を検討し,満足すべき結果をえたので紹介をかね報告する.なお本血管内留置針は著者が1969年9月米国留学中に試作し使用したものであることを断つておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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