文献詳細
臨床研究
十二指腸潰瘍に対する迷走神経切離兼ドレナージ手術の遠隔成績について
著者: 平島毅1 塩田彰郎1 原輝彦1 竹島徹1 川村功1 斉藤弘司1 武藤護彦1 佐藤博1
所属機関: 1千葉大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1223 - P.1227
文献概要
現今欧米ならびに本邦で主として行なわれている十二指腸潰瘍に対する外科的治療法は大別して3通りである。すなわち胃広範囲切除術,迷走神経切離(以下迷切とする)兼幽門洞切除術および迷切兼ドレナージ術である.
欧米では広く3者の術式が行なわれているが最近の10数年間に胃広範囲切除術にかわつて迷切術が確固たる位置を占めるようになつている.
掲載誌情報