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グラフ
人工心臓
著者: 阿久津哲造1 鬼頭義次1 本田剛彦1 W・Harry1
所属機関: 1ミシシッピー大学外科
ページ範囲:P.11 - P.16
文献購入ページに移動著者が1957年に初めて,完全人工心臓を犬に移植した時の生存時間はわずか90分間であつた,以後,1960年後半に至るまでの10年間は50時間を越えることが非常に難しかつた.1970年になると,ようやく各人工心臓研究グループが100時間の線に近づくことができるようになり,さらに1971年になると,一躍,著者らのグループとKo-lff教授らのグループ(ユタ大学)が仔牛を使つて1週間ないし10日の生存例を出し得るようになつた.これ以後は1週間以上の生存例を得ることは,さして難事ではなくなった.1973年になり,Kolff教授らのグループ,能勢博士らのグループ(クリーブランド・クリニック)がそれぞれ18日,17日の長期生存例を出し,さらに著者らの24日14時間(590時間)というところまで大きく延びてきたのである.
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