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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻1号

1974年01月発行

学会印象記

移植臓器保存—最近の進歩—第1回国際臓器保存シンポジウムより

著者: 出月康夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学外科

ページ範囲:P.74 - P.77

文献概要

 腎移植をはじめとする臓器移植が,今後わが国で治療法として普及するか否かは,もう少し広く屍体臓器が利用できるようになるかどうかにかかつている.人工腎臓が普及し,慢性血液透析患者の激増しつつある現状と,これらの患者の腎移植への切実な願いをかなえるためにも,わが国においても屍体腎の利用が実現されることがのぞましい.
 すでに,腎移植,肝移植,心移植,膵移植などで屍体臓器が広く利用されている欧米諸国では,臓器保存に対する関心も高く,その研究が熱心に続けられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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