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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻11号

1974年11月発行

特集 外科と血栓

脳血栓症に対する手術の試み

著者: 菊池晴彦1

所属機関: 1北野病院脳神経外科

ページ範囲:P.1285 - P.1291

文献概要

はじめに
 脳血栓症が脳を養う脳血管の閉塞症を意味するとすれば,その手術治療の歴史は比較的長いといえる.すなわち,頭蓋外内頸動脈血栓に対する外科的治療は,すでに1953年以来,世界各地で多くの外科医,脳神経外科医が手がけており,その報告も数多くなされている(De Bakey 1961,Rob.1961,Edwards 1962,Murphey 1965,Clauss 1965,Blaisdell 1966,Davie 1967,etc.).
 また頭蓋外における椎骨動脈系の閉塞に対しても,De Bakey (1965)の血栓内膜除去,あるいは代用血管によるバイパス作製や,長島,上野(1970)の椎骨動脈・頸動脈吻合等が行なわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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